N°1330 フランス庭園のブーケ 18金 シャンルヴェ・エマイユ ダブルフェイスアンティークペンダント
2022年 02月 03日
フランスの希少な19世紀前半のアンティークジュエリーをご紹介致します。
このペンダントのシャンルヴェ・エマイユは凝っています。
まず、表に見えている金色の部分は、全てが土台の18金を彫る時に凸に残した部分であることに注目です。
つまり、縁取りの黒い部分と内部の楕円形の部分を別に作っているのではなく、
見えている全ての18金は彫って作った土台とつながった凸模様で、
その周りの凹へエマイユを施して仕上げているという訳です。
その上、楕円形のフレームにはギザギザ文様を彫り、
花の中の土台には線彫りを入れ、
トランスルーセント(半透明)のエマイユをつけていますので、
線彫りが透けて見える作りで、線の凹凸が光に当たって宝石のように輝きます。
また、ブーケの花や葉、茎はわずか1mm弱の線を凸に彫り出しています。
また、エマイユは全8色、
色によって焼成温度が違うため、
焼成し、凸の高さまでエマイユを仕上げた後に研磨することを、
色を変えるごとになんども繰り返し仕上げています。
その仕事量と緻密さは、アンティークジュエリーならではです。
・・・・・
より詳しくは、↓ こちらのバナーをクリックし、 ▽ ルーヴルアンティーク公式サイト をご覧ください。
by louvreantiquecom
| 2022-02-03 00:00
| アンティークジュエリー